2022-04-16

うつわのお菓子 / 八田亨 陶展

今週末のお菓子のご案内

『うつわのお菓子』

4月17日(日)、西麻布の桃居にてお菓子の販売をいたします。

桃居にて開催中の【八田亨 陶展】にちなみまして、海苔のお餅を作りました。

《海苔の餅》

焼き海苔と青海苔を入れて練りあげた柔らかな求肥で、口どけのよいこし餡を包みました。最後に醤油をひと刷毛して焦げ目をつけ、香ばしい味わいに。

八田さんの器の特徴である、土の中の鉄粉が作る黒い模様を海苔で表現しました。

小さなサイズでおふたつご用意しています。

季節のお菓子は、《御衣黄》。

フレッシュないちごの果汁を入れた餡に、桜のかたちの羊羹をあわせました。

東京の桜はすっかり終わりと言った雰囲気ですが、八重桜は今が満開です。ひとくちに八重桜と言っても、『普賢象』や『御衣黄』など種類もさまざま。特に、黄緑色で咲き始め、筋状にピンクへと変化していく御衣黄はお気に入りの花です。

お菓子の世界では季節感を先取りするのが当たり前ですが、ときどき急かされているような気持ちになることがあります。

これは個人的な体験なのですが、クリスマスのころに子供の行事が多発していて忙しく、いざ落ち着いて友人たちと大人だけのクリスマス会をしようと思った時にはどのお店からもケーキが消えていた…ということがありました。もう10年以上も前のことですが、あの26日になった瞬間に世界からクリスマスが消えて、ケーキが食べられなかった悔しさはいまだ鮮明に蘇ります(食い意地が張っているだけとも言えますが)。

なので、御菓子のらめ田では、先取るだけではなく、季節を半歩戻るようなお菓子もご用意していきたいなと思っています。

今年は忙しくてあまり桜を見られなかったな…という方が、立ち止まってゆっくりと、お菓子でお花見できますように。

 二種入りで900円となります。

美しい作品とともに、お菓子をお楽しみいただけたら嬉しいです。

桃居のオンラインショップもぜひご覧ください。

西麻布 桃居

東京都港区西麻布2-25-13

11:00~19:00

#御菓子のらめ田 

#八重桜

#御衣黄

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