2022-07-03

七月の上生菓子

七月をテーマに、6種の上生菓子の詰め合わせを作りました。

「お買いもの」のページよりご覧ください。

餡や餅に夏の果物や野菜をあわせ、今の時期にぴったりの、爽やかな風味に仕上げています。

冷凍便にてお送りしますので、お好きなタイミングで解凍して楽しんでいただければと思います。(到着後、10日以内を目安にお召し上がりください)

解凍方法にもコツがあるので詳しい説明を同封いたします。

 

《ねがいごと》

卵白を使いふんわりした食感の雪平(せっぺい)生地でパッションフルーツ餡を包みました。

短冊に書いて笹に結ぶわけでもない、ささやかなねがいごと。

手のひらの上でそっと輝くような、自分だけのひそやかなねがいごとをイメージしたデザインです。

 

《胡瓜の涙》

新鮮なきゅうりを輪切りにしたときに、断面に滲み出てくるキラキラした水玉。胡瓜の体内を巡っている水の存在を改めて感じ、その美しい様子をお菓子にしてみました。

外皮の部分はよもぎを入れたこなし、内側はメロンの果汁を使った柔らかな羊羹です。

《桃仙果》

春に作った杏仁風味の桃仙果。梅の甘露煮の裏ごしを入れた餡に変え、夏バージョンになりました。

ういろう生地にはコンデンスミルクを少しだけ加えました。お米とミルクの香りがとてもよく馴染みます。

 

《みょうがぽち》

岐阜県美濃地方の郷土菓子『みょうがぼち』をヒントにした、空豆餡を入れた道明寺のお菓子です。

生の餅米から作ったつぶ感の残る道明寺生地にはみょうがのみじん切りを入れ、サクサクと爽やかな風味。

本物のみょうがぼちとは違うお菓子なので、《みょうがぽち》と名乗ることにしました。

※酷暑により茗荷の葉の状態が悪いため、葉を巻かずにご用意しています。ご了承ください。

 

《絹の糸》

七夕の織姫から連想した、生糸の束の意匠。

野生の蚕の糸は、淡い黄色やグリーンをしているのだそうです。

さつまいもの練切を細く押し出し、夏蜜柑のビターな皮を加えた粒餡を包みました。

《夏の大三角形》

レモンカードの練切でグラデーションを作り、銀色のアラザンで夏の大三角形の星座を描きました。

ラベンダーのはちみつで甘さの奥行きを出した、小豆こし餡を包んでいます。

レモンカード練切はレアチーズケーキのような風味もあるので、紅茶などと合わせてもいいのではないかと思います。

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