2023-05-26

三人の和菓子店~新緑号 出品の菓子

三人の和菓子店 初夏号

販売のお菓子のご案内です。

 

《さくらんぼ餅》

真っ赤なサワーチェリーのコンフィチュールを練りこんだ求肥。

ココナッツと氷餅をまぶし、正方形に切り分けました。

イメージソースは、子供の頃に食べていた駄菓子のさくらんぼ餅。(いつのまにかこざくら餅と名前が変わっていたようです)

四角いグミのような餅のようなものがお行儀よくならんで、つまようじで刺して食べるのが好きでした。

チェリーにココナッツ、ピスタチオをのせたら、トルコのお菓子・ロクムを連想するような、エキゾチックな風味になりました。

こちらも楊枝で刺して、大人の駄菓子気分でお召し上がりください。

 

《デイジー》

練切 キャラメル餡

練切でキャラメル餡を包み、デイジーの花のかたちに仕上げたお菓子です。

砂糖を焦がしてカラメルにし、バターとレモンの果皮を加えたキャラメル餡は、香ばしさ・コク・さわやかさが白餡とマッチ。

友人の愛犬の名前から連想したお菓子で、私自身とても気に入ったので定番で作っていくつもりです。

意匠、風味ともにらめ田のお菓子としてはシンプルだと思うのですが、ずっと一緒にいる愛犬のように、どんなときも愛おしい存在、を表現できたらと思っています。

《モザイクあんみつ》

夏にうれしいあんみつ。

寒天のピンクとブルーの部分には中国茶の風味をつけています。

青えんどうと赤えんどうの塩茹でに、うすいえんどう豆の蜜漬けもプラスして、豆のおいしさを堪能できます。※当日販売したものには、うすいえんどう豆の蜜漬けは入りませんでした。

大粒の梅甘露煮にこしあん、白い求肥に柚子ピールのシャープな風味がアクセント。※当日販売したものは、白求肥と、よもぎ求肥の2種の求肥に変更しました。『エスプレッソくらい濃いめ』のよもぎを練り込んだ濃緑の求肥です。

あんみつの寒天は立方体に切り分けられていることがほとんどですが、らめ田ではカップに直接流してご用意します。

丸と四角のデザインを楽しんでいただきたいのも理由のひとつですが、食べる直前にご自宅で切り分けたほうが、寒天をフレッシュなまま楽しんでいただけるから(切っておくと、どうしても断面から水分がでてしまうのです)

もちろん、切り分けずにスプーンで崩しながら召し上がっていただいても大丈夫です。

お茶のかすかな風味を探しながら楽しんでみてください。

 

《レモンカード道明寺》

フレッシュなレモンとカルピスバターで作ったレモンカードを白餡とあわせ、道明寺で包みました。

らめ田でこれまで何度か作っている、定番的お菓子です。

初夏にぴったりの爽やかなおいしさ。緑茶にもぴったりですし、冷たいハーブティーにあわせてもおいしいんじゃないかなと思います。

 

みょうがぽち

《みょうがぽち》

岐阜県の郷土菓子『みょうがぼち』をヒントに作った、らめ田オリジナルのお菓子です。

岐阜のみょうが「ぼち」は農閑期のおやつで、乾燥空豆を餡にして小麦粉の生地で包み、茗荷の葉でくるんだもの。

みょうが「ぽち」は生のもち米から作った道明寺生地に茗荷の蜜漬けを入れ、空豆の餡を包みました。

素朴な味わいは今の季節にぴったり。

生地に加えた和三盆糖やフレッシュな空豆の香りを、ぜひお楽しみください。

レモンカード道明寺が南仏のバカンスなら(?)、このみょうがぽちは日本の田舎の夏休み、といった雰囲気。

ふたつの道明寺の食べくらべも楽しそうです

《ぞうのだり子せん》

さくさくのふやき煎餅に、ぴょんと跳ねたピンクのぞうと星の紋様をすり込みました。

昔からぞうが好きで、アクセサリーブランド・LAMEDALICOではブランドマークにしたり、ショップカードを毎回、「だり子」と名付けたぞうのフィギュアの写真にしていました。

刺繍をしたり薔薇の花を運んだり、マジックをしたりと、大活躍だっただり子。

御菓子のらめ田では、お煎餅の模様として登場してもらいました。

今回のくるみクッキーは粗くクラッシュしたピスタチオが入っています。

ランダムでだり子のカードを入れ、金平糖をそえて銀色の缶でご用意します。

ちょっとした贈りものにもおすすめのお菓子です。

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